ぎふきょうそブログ小屋

岐阜県教職員組合のブログです。

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「岐阜県教育ビジョン」へパブリック・コメントを寄せよう! 

県教委が、「岐阜県教育ビジョン」に対する意見を募集中です。
ぜひ、読んで多くの意見を届けましょう!

実施期間10月20日(月)~11月18日(火)

■「教育ビジョン」コメントのホームページ
http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s17765/vision/pub.vision
○竹中委員長のパブリックコメントを紹介します。

「岐阜県教育ビジョン」へのパブリック・コメント

◆「21世紀をたくましく生きぬく人材の育成」を目指すということについて
 「たくましく」というイメージは、<力強い、くじけない>と感じます。教育は、互いの失敗や悩みを交流し励まし合って成長する営みではないでしょうか。「たくましい」は、友と争って競争社会を乗り切るイメージで教育にそぐわないと感じます。「人材」という言葉も定着しているといっても、人を材料扱いしているようで抵抗があります。
 人それぞれの感情・思い・体力などを尊重し、病気や障害を抱えた子も、不登校の子も含めて、「たくましく」なくても、子どもの成長を見守り育むような標語にしてはどうでしょうか。

◆「教育振興基本計画」の策定の基本について
 私は、教育行政の役割は「フル・サポート、ノー・コントロール」だと考えています。
教育内容には干渉しないが、教育条件整備をしっかりやることだと考えます。
もともと教育委員会は、行政機関より独立しているはずです。小さな町の教育委員会であっても、その地域の教育に責任を持たなければなりません。国や県の下部組織ではありません。国や県の教育計画は条件整備を主にすべきです。教育計画は、地域ごとに学校毎にクラス毎に、そして一人ひとりの子どもにあったものでなくてはなりません。医者の治療と同じことです。理解の遅い子は遅いなりに、障がいを持った子は障がいの程度にあわせて教育をしなければなりません。それだけに、具体的な教育計画の作成は、学校・学年・教師の責任や専門性が問われているのです。学校・教師は父母・子どもの声を聞きながら、不当な圧力に屈することなく教育をすすめなければなりません。多種多様な意見を交流・討論してこそ、良い実践ができるのではないでしょうか。戦前の教育のように国が教育を統制し、国民の批判を許さない軍国主義一色の教育では国民の命さえ守れません。教育の独立と多様な教育実践を支援する教育行政でありたいと考えます。

◆「教育振興基本計画」の策定にあたっての意見聴取 について
 「明日の岐阜県教育を考える県民委員会」など多様な機会に、県民の皆様方からご意見をいただきながら計画を策定するということですが、岐阜教組と岐阜県教育長との懇談は、再三の要求にもかかわらず実現していません。県民の意見を広く聞くことには大賛成ですが、岐阜県の教育行政に批判と提言をし続けてきた岐阜県教職員組合と教育長との懇談を要求します。2003年に岐阜市で行われた、賛成意見だけを聞くような「やらせタウンミィーティング」は止めてください。

◆外国人児童生徒の状況
 増え続ける外国人労働者の子どもたち向けに、手厚い教育が求められています。美濃加茂市、可児市、大垣市など県内各地に日系ブラジル人や中国人労働者などが増え続けています。外国人の子どもたちが、学校に通学していますが、ゆきとどいた教育とはほど遠い状況です。国籍にかかわらず、教育の機会は保障されなければなりません。「言葉が通じない」困難は、行政の責任で解決しなければなりません。岐阜県あるいは国の責任で通訳と語学学習の教員を配置してください。5人以上の外国人の子どもが在籍しておれば常勤で雇用してください。また、外国人労働者はほとんどの方が低賃金の派遣労働者です。給食費や学用品費などの助成・免除を行ってください。
 外国の子どもと接することは、日本の子どもにとっても、他文化を学び、国際連帯の心を養う、良い機会になるのではないでしょうか。

◆ビジョンから抜けているのではないでしょうか。「貧困問題」!!
 どの家に生まれても、どの地域に生まれても、どの子にも平等に教育を保障したいものです。子どもに「自己責任」はありません。
 ところが、日本中に「格差と貧困」が広がり、教育現場でも深刻な事態が広がっています。先日、G工高で二人の生徒が授業料と旅行積立金未納で修学旅行に行けなかったと聞きました。定時制ではもっと深刻です。私の担任した生徒も、進学をあきらめなければならなくなったとたんに、勉強をしなくなりました。その後は、教室でいつも机に伏せっていました。事情を知った私は、注意もできませんでした。
 関市では、7月に36才の青年が、生活保護を受けることなく孤独死・餓死しました。貧困が身近な問題になっています。
 県教委は、ただちに詳細な「貧困調査」を行うべきです。学費免除や給付制の奨学金などを考えるべきです。真の無償教育を実現するべきです。給食費も学用品も無料が世界の常識です。また、高校と大学も「国連・ユネスコ」の提言に従って、「無償化」を目指すべきです。岐阜県教育委員会として、国に対して声を上げてください。

◆「教員志願者の減少」について
 「様々な要因から教員の志願者数は近年減少傾向にあり、こうした中で、いかに優秀な人材を確保していくか」「若手教員の資質をいかに高めてゆくか」が課題になっていると「岐阜県教育ビジョンに策定にあたって」に記述されています。
 私も同感です。現代は、子どもも大人も高齢者もとても住みにくい社会です。子どもたちも様々な悩みや困難を抱え、環境汚染・食物汚染にも晒されています。また、親も非人間的な労働条件で働かされています。子どもが家族との豊かなふれあいと愛情の中で育てられる環境が悪くなっています。その子どもたちが、学校でトラブルを起こすのもむりありません。教育にあたる教員は、指導力が問われます。50歳代のベテランでも「新しいタイプ」の子どもの指導で悩んでいます。親とのトラブルで、早期退職する教員も少なくありません。そして、教員の長時間労働は、全ての職業の中でトップクラスです。おまけに、「構造改革」「行政改革」と称して、ムダな公共事業はそのままに、人件費ばかり削減するのですから、教員になる希望が少なくなるのは自然なことかもしれません。とても残念なことです。
 教員志願者を増やす方策は、難しいことではありません。子どもの成長を支えることに情熱と充実感を持っている若者は大勢います。次のような施策を実施してください。(1)30人以下学級を実施すること。(2)教員を増やし、持ち時間を減らし、授業研究の時間を保障すること。(3)多忙化の一つの原因である官制研修や研究発表を激減させ、自主的研修の時間を保障し、内容は教員が決定すること(今困ってる問題で研修する)。(4)学級崩壊などトラブルは個人の責任にすることなく、学校・教育委員会として解決に当たること。(5)多忙化解消と教員にふさわしい賃金を保障すること。(6)非正規の教員が多すぎます。正規採用を増やして、正規の教員と共に活躍できるようにする。(7)ILO・ユネスコの教員の地位に関する勧告を尊重すること。

◆管理職登用・・・所属長(校長)の推薦だけで登用されるような制度は、公明正大ではありません。同僚の推薦(5人以上)などを条件に公募してはどうでしょうか。教育委員会の人は「一次試験免除」というのはどうかんがえてもお手盛りでしょう。登用試験の判定委員会も、第3者機関(弁護士・学者などを半数以上加える)にお願いして、最後は教育委員会で決定するということではどうでしょう。今までのやり方について十分な説明を受けていませんので、わからないことばかりですが、もう少し民主的な運営と公開をお願いしたいと思います。

◆「ワーク・ライフ・バランスの推進」というなら
 今日本では、家族の団欒の時間がほとんどありません。長時間勤務や単身赴任が蔓延しています。子どもは、両親で育てるものです。そして、友達・近所・親戚・地域・自然環境の中で育まれるものです。教育委員会が、人間らしく働き、家族関係を正常化する呼びかけを行うべきです。まず、教職員の長時間・過密労働を解消すべきです。風聞ですが、「教職員の子どもに不登校が多い」と聞きますし、そのような状況を数多く見てきました。子育て・教育のために、教育委員会が率先して「ワーク・ライフ・バランス」を提言し実践するべきだと思います。

◆自転車道の整備について
 もう十年以上前になりますが、岐阜市長良河畔の納涼台で自転車どおしがぶつかる事故がありました。岐阜高校の生徒と藍川高校の生徒がぶつかったのです。一人は頭を打って記憶喪失となる重傷でした。学区が広いのも問題ですが、大きな原因は狭い自転車道です。市内の歩道も、通学の時間など歩道を走る自転車と歩行者がぶつかるのではないかと心配ばかりしています。県内の全ての自治体で、通学のための道路・自転車道を整備してください。

◆「数値目標」について
 「主な施策の目標水準(p.125)」が「目標値85%」などと数値で掲げられています。教育条件整備充実の目標値なら必要かなとも思いますが、子どものがんばりが必要なものについて数値化するのは慎重にすべきだと思います。「いじめ・不登校」の目標値や「岐阜清流国体、天皇杯・皇后杯1位(H24)」などとありますが、子どもたちにがんばりが強制されるのではないか心配です。数値目標に振り回されて、教育が歪められてきました。「全国一斉学力テスト」では、各学校や自治体で順位を争って不正が発生しました。子どもの学力などそっちのけで、テストの点数を上げることばかりでした。「数値目標」は教育内容に関わることでは慎重にすべきだと思います。

<連絡先>氏名:竹中 美喜夫
岐阜県教職員組合 Tel:058-266-5252 fax:058-265-2079
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( 2008/11/14 12:41 ) Category 要求・課題 教育条件 | TB(0) | CM(0)
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